視線誘導が使えると絵作りのクオリティが爆上げ!?超ザックリずぼら解説

視線誘導を制す者は画面のすべてを制する!!(ドドン!)
・・といきなりすみません。
大きく出ましたが自分的にはこれくらいのインパクトがあります。
イラスト、映像、ゲームなどにも応用できてクオリティの底上げに期待できます!
視線誘導がどんな効果があるのか色々なパターンを含め説明します!


◆こんな人の悩みが解決するかも↓
・絵にしまりがない。全体的にボヤっとしている。
・書き込み多く情報量はあるのにクオリティが低く見える。
・ゲシュタルト崩壊ぎみ何をどうしたら良くなるか分からない。

どう言う効果なのかとざっくり説明しますと、、
視線誘導を使うと画面、キャンバス上の必要な情報の整理をする事見せたい物の最適化が出来るようになります。

つまり、伝えたい事が明確になったり、見やすい画面構成になります。全体的なクオリティアップは勿論、事前に使えると制作コストの削減にもなると思います。
また、クリエイターあるあるでもあるゲシュタルト崩壊の回避策にもなるので覚えておくと便利です。

そんなの言われなくても自然に出来て当たり前だろ!と思えても意外と出来ていない人はプロでもいます。


問題解決として使える例としては、、
画を構成する際に仕様場面状況説明の為に様々な情報(背景、モブ、エフェクトなど)を多量に入れなければ行けない事があります。
一見豪華に見えても画面がゴチャゴチャしていて読み手が何を見ていいか分からない状況などの問題が起きます。情報過多で色々なものが喧嘩しているような状態です。
または要素が絡む事で重要じゃない背景モブキャラが異様に目立つ、意味深に見えるなどイレギラーな事も起きます。

こういった状況を解決する為にもとても使えます。

凄くややこしい話かなと思った人がいたら安心して大丈夫です。
やる事はすごく単純で
見せたい物に優先順位をつけて情報量を足し引きをする
だけ!です。

まずは、どういった物どういった感覚、特性なのか簡単に説明させて下さい。

まず下の画像を3秒位見てください。



恐らくですが画像を見た時に無意識の内に星のマークを見ませんでしたか?

あ、あの、舐めているわけじゃないんです!



周りの粒より大き目の星が一つあったらそりゃ目立つし見るでしょ!!当たり前じゃん!

と思いますよね!めちゃくちゃ正解です。


今度は下のパターンになると・・・

真逆の印象とほどにはなりませんが、最初の星の印象は薄くなり小さな点が少し気になるようになります。(この小さな点は最初画像にもあります。)


つまるところ、この視線誘導は周りの比較対象に情報量、質の差をつける事によって見せたい所に視線を誘導させる事が出来る考え方になります。

この方法が幾つかあるので上記同様に分かりやすくする為、記号的な表現でご紹介します。

パターンとしては以下になります。
色味
シルエット
ディティール(細かい、荒い、質感)


・見せたい所に補色系カラーを使用








・見せたい所は彩度を高くする









・シルエットを変える(逆もあり)









・見せたい物以外をぼかす(逆もあり)











・細かいディティール差(逆もあり)








・見せたい所にむかってディティールが集中する(逆もあり)

恐らく全てではありませんが、上記のような手法を使って要素の優先順位をつけ情報量の足し引きをして行くとまとまりがある絵が作れるようになると思います。

しまみつ作品で使用例の説明致します↓(自分で言っててあまり出来てないですが、、)

【GENSEKI】「クリエイター全力応援コンテスト」ワコム賞受賞

この作品のお題のテーマが「国を亡ぼす暗黒ドラゴン」と言う事で分かりやすくドラゴンが主人公なのでドラゴンを中心に大きく細かくその他の要素は小さく描いてます。

視線誘導としては一番はドラゴンの顔に注目してして欲しかったので鱗やトゲ、牙など細かく描いて情報量を足しています。また、頭、顏回りに雷の照り返しで強く光らせてコントラストが強く出るように調整しています。目も周りの補色系の色で目を引くようにしています。
ドラゴンの顔以外の処理は描きこみを抑えて、シルエットをぼかしたりコントラストを弱めたりしています。

ただ今見ると街並みの炎はもう少し色味、光り方は抑えても良かったなと思います笑)


また、上記で紹介した違うタイプ視線誘導もあります。
顏を見せたい女の子キャラの絵は顏の近くにを描く事で顔の方に誘導したりします。
もしかしたら心理的なテクニックかもしれませんが、、
手は情報量多かったりや演出的な意味合いがあるので強めの視線誘導の印象です。
また、キャラクターの向いている方向、視線が視線誘導に使われる事があるみたいですね。
こういった手法もまだまだ沢山ありそうですね!勉強する事は無限!

以上が視線誘導になります!
本当にざっくりですが、上記を意識してやるだけで作品が変わると思うのでやってみて下さい!
最後まで読んで下さりありがとうございました!!

ではではー

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